第一回 天国と地獄~サイコな2人~ あなたが私で私があなた
ついに始まりました!!天国と地獄!
正義感が強いが突っ走ってしまう刑事の望月彩子と新進気鋭経営者だが裏の顔はサイコパス・シリアルキラーの入れ替わり物語。
第一回は殺人者がいるという緊張感を感じながらもどこかコメディ感が漂ってました。
なんていうか、まったりた羊たちの沈黙?みたいな。
なにより綾瀬はるかさんと高橋一生さんの演技がやはりすごくて次へのひきが強かったですね。
さて今回の記事でもいくつか気になる点があったので書いておこうと思います。
<球体とサイコパスとしての日高とは?>
まず気になったのは作品全体にちりばめられた球体というモチーフ。
①望月彩子と日高陽斗の名前の中に「月」と「日」
②日高が経営する会社名が「Co Earth」(地球)
③殺害道具が丸い石。
④被害者の手のひらに直径記号の「Φ」が書かれている。
(これはまだこの意味であってるかわからない。)
以上から少なくとも日高はなにかしら丸い物にたいして思い入れがあるのではないか?
と思います。犯行道具と思われる石も捨ててませんし。
(なんで捨てないなんでしょうね?他は焼却処分してたのに。)
そしてまだ二件しか明らかになってませんが彼の起こしたと思われる事件は
「七番町デンデン社長宅殺人事件」と「横浜法務省官僚殺人事件」
この二つの被害者の傾向をみると社会的に地位が高い職についた男性。
彼らは殺された後に生前の彼らの職業にまつわるものを口に入れられています。
前者はパチンコ玉。後者は六法全書。
ここまでなんちゃってプロファイリングをしてみて思うんですが、日高のアメリカ時代に起きた連続殺人事件をは手段とターゲットが違います。
①共犯者がいる。(現在失踪中)
②強姦殺人である。
③被害者は十代のまだ学生の少女。
それをふまえて考えられるのは二点。
①このアメリカ時代にシリアルキラーとして目覚めて、共犯者を誘導して殺させた。
(この場合直接関わったか、ただ誘導したかどうかはわからない)
②まったく関わっていなく冤罪。
どうなんでしょうね。日高は自己完結して他者を挟まない人間に見えるので共犯するタイプに見えなくて。
そんな彼が入れ替わりによって彩子という他者に初めて人生に介入されたというメタ的な見方もあるんですが。
まぁ、この辺は回が進むのを待ってみようと思います。
<彩子と表裏の四人>
彩子の周りにいる人間の主要メンバーは
日高陽斗 サイコパス殺人鬼
渡辺陸 同居人
八巻英雄 部下
河原三雄 主任
彼ら四人は彩子とは立ち位置が色んな意味で対極にいます。
日高とは刑事と殺人鬼いう追う者と追われる者。
陸はのんびり働きお金はあまりない人で彩子はバリバリ働いてお金はそこそこ。
英雄は仕事版の陸と同じような立ち位置でのんびりマイペースで出世に興味ない。
(だが仕事自体はちゃんとやっている)で反対に彩子は猪突猛進で仕事に取組み、出世欲がある。
河原はダーティな手を使ってでも結果を残し、彩子は手段が正攻法。
彼ら四人の関係性で今一番興味あるのは河原。
本質的にはきっと似た二人なじゃないかなと思います。
両者ともに組織のルールから外れがちな行動をとる傾向があり根っこには承認欲求と同じくらいの正義感がある。
ただ、違法捜査だとしても組織への還元力が河原にはあるので黙認されてるだけでしょう。
二人は上手くいけば王道と邪道という補完関係にもなれるのではないでしょうか?
いまのとこは互いへの同族嫌悪が邪魔して険悪ムードですけどね。
彼らの関係性が入れ替わりによってどうなっていくのでしょうか?
<余談>
他にも気になるのは殺人シーンと焼却炉の証拠隠滅シーンで顔をぼかしているとこ。
十中八九、犯人は日高なんですけどなにか意味がある?
日高じゃない線もあり??
うーん。謎は深まるばかり…。