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ファーストペンギン!2話 「『ムラ』社会のペンギン」


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第二話目にして物語が大きく動きまたね。

とかいえ一難去ってまた一難。

和佳のファーストペンギン革命の道のりはまだまだ長いといったところ。

<ずっこけ、もとい浜の三人組>

さんし団三人組にも個性が見えてきました。
実は心に熱さを抱えてるがなかなか動けない片岡。
客観的に現実を見ている磯田。
その場ののりで動く山中。
大将、参謀、ムードメーカーといったところでしょうか。

<「ムラ」の支配者「ルーラー」>

旅館のおかみさん、女性漁師も片岡もなんとかしてやりたいとは思っています。
統括さん、組合長の腰巾着でさえ別に積極的に和佳を排除したいとは思ってはいません。
むしろ組合長さえ首を縦にふれば積極的に手助けしてくれるであろうことは想像にかたくありません。
けど組合長の支配した「ムラ」の中では彼の意向を無碍にはできない。
そんなシステムの中ではなかなか「正しさ」を通すのは難しいでしょう。

その「ムラ」の中で生きている以上排除されるリスクを背負うのはきびしいものがあります。

だれもが身に覚えがある事ではないでしょうか?
これは和佳が学生の時に体験したものと同じで、掌返しをされ味方をしてくれなかったクラスメイト達と本質は同じ。

学校は社会の縮図とはよく言ったものです。

はてさて、その支配者の空気が支配した中でルールを書き換えていくのか、新たにつくるのか?和佳の手腕が問われるのはここからでしょう。

まだまだ組合長はひいたとみせかけて虎視眈眈と和佳の排除をねらっていることですし。