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シェヘラザードの本棚

物語同士のコネクションを探して

王冠を戴くアメリカンアイドル。その名はPresident of the United States of America~さらば白人国家アメリカ~

「二大政党の将来がどうなるかはわからない。ただ言えるのは、アメリカが白い肌に青い目で英語を話す人々の国だった時代は、確実に終わるということだ」――トランプ対ヒラリー、史上最悪の大統領選が暴いた大国の黄昏。在米の人気コラムニスト町山智浩氏が、…

女達は慟哭したのち、再生す~おんな城主直虎20話~

前回はシリアスなテーマ「法と秩序の為政者としての判断と、個人レベルの正しさを通す両立の難しさ」をうまくコーティングして、どたばたコメディの様を見せていました。今回も、しのと直虎の関係性の変化に大笑いしたものの、なかなか心打たれる話だったと…

英雄去りし組織を率いるリーダー『Major Crimes~重大犯罪課』

突然ですが私の好きなタイプをいいますと「理性的だけどその裏に負けないくらい情があって、だけどそれを理性でおさえて行動する。(たまに感情がこぼれるのはよし。むしろ可愛い)」というのがあります。これは男女あんまり関係なくて、男性としても好きだ…

いつか罪と罰を分かち合うその日まで~おんな城主直虎19話~

前回がシリアス回だったので今週はサービス回かな?ブログでキャラ萌えに特化した記事が書けるぞ!ガッハッハ!なんて、阿呆なことを考えていました。すみません。重かったです。話自体は盗賊たちの材木窃盗にまつわる井伊家のてんやわんやな話に、コミカル…

親と目線が対等になる時の衝撃~強父論~

エッセイスト兼タレントで活躍なさっている阿川佐和子さんの父親との思い出をつづった本です。この阿川さんの父親は「山本五十六」などを書かれた小説家の阿川弘之さんですが、絵にかいたような昭和の暴君きわまった頑固おやじといいますか、現代だと速攻ア…

なかない鶴と鳴く犬は。人のステージが変わった瞬間をみてしまった。~おんな城主直虎18話~

今回の「あるいは裏切りという名の鶴」は神回じゃなかったですか?もう第何次小野政次インパクトなの?ってくらいこちらを揺さぶってきてました。好きすぎて言語化も分析もしたくねぇー!!って感じで、心が脳を拒絶している状態だからいつも以上に乱文にな…

記憶を失ってもそこに残る何か~アリスのままで  (原題 Still Alice)

大学で言語学者としてバリバリに働いている50才のアリス。優しい夫は医師。子供達は三人いてそれぞれ自分達の道を進んでおり、絵にかいたような比較的裕福な幸せな家族。それがアリスの若年性アルツハイマーによって徐々に崩れていく。 <若年性アルツハイ…

パックス・イマガーワ(今川家傘下の平和))の揺らぎと小野政次政務官の政策の行方~おんな城主直虎17話~

前回は、内政で国を潤す「富国」で今回は軍事力強化をする「強兵」の話となりました。 新兵器「種子島」(火縄銃)を自国で量産化を目指すものです。 百姓集めの時は遠回りなアドバイスをしてくれた政次も「今川家から謀反の疑い」をかけられるといって軍事…

君(物語)は私の友達だから~物語が擬人化し、人が物語化すること~

〈物語の擬人化〉 「キャプテン翼」の翼くんのように「物語」が幼いころからの友人でした。幼稚園の頃なんかはホント友達がいなくて、だけど不思議とつらさがなかったのは、絵本やアニメがあったからだと思います。母が毎晩、読み聞かせをしてくれるたびにこ…

英雄不在の世界で生きる者達に捧ぐ歌「カ~ン・カンカン・カ~ン」~おんな城主直虎16話~

前回、寿佳尼に「民を潤す事」がマニフェストの最優先事項と提示した直虎さん。今回はその政策の具体的実行力が問われる話となりました。 「国の土台は『食』と『安全』にあり。」と考えてる私ですが、それだけでは発展はありえないでしょう。もうワンランク…

『おんな城主直虎』好きにおすすめする『カルバニア物語』~世界の残酷さや断絶をとらえる柔らかい眼差し~

大好きな作品を誰かと語り合った時、好きなポイントが全然違った!!って経験はありませんか?例えば、「おんな城主直虎」のどこがいい?って意見をきいたら、「役者さんの演技がいい」「音楽がいい」「脚本がいい」などのふんわりした理由から「直虎・直親…

政次さんの対直虎成績0勝1敗 果たして勝利の女神は今回どちらに微笑むのか?外交編~おんな城主直虎15話~

前回は、井伊の内政問題を扱っていました。今回は外交になります。昔から上下関係の同盟関係をもつ国の関係は非常にバランス感覚をとるのが大変です。独立した一国としてのアイデンティティを守る事と安全保障のためには従順でなければならないという現実の…

プロの矜持が救うもの。愛情や友情の絆からこぼれ落ちても。②~少年ハリウッド編~

前回の記事で「愛情や友情の絆」からこぼれ落ちてしまった人達はどうすればいいのだろうか?という問いに、「職業意識の高潔さが彼ら彼女らを救うんだ。」と私は結論づけました。ただしこれはちゃんとした強い目的意識をもった組織人の話なので、もうちょっ…

直虎VS政次 人の上に立つ資格があるのはどちらか?~おんな城主直虎14回~

Twitterのほうでは、「政次がね、政次は~、政次ったら」とほぼほぼ政次botになっている私ですが、この話をみる限り、彼はどうも官僚タイプの人間で上に立つ政治家タイプではないんですよね。ほんと「シン・ゴジラ」みたく霞が関あたりで勤め上げた方がよっ…

プロの矜持が救うもの。愛情や友情の絆からこぼれ落ちても。①~カルテットとGUNSLINGER GIRL編~

タイトルで「プロの矜持が救うもの」って書きましたが、それに踏み込む前に「愛情や友情の絆」が救うものについて説明していきたいと思います。ここでいう「救う」って何から誰を救うのか?というと、残酷な世界や親の負の遺産から食いつぶされそうな子供達…

直虎ちゃん城主ピカピカ一年生☆法師から城主へのクラスチェンジで経験値0からニューステージ!?~おんな城主直虎13話~

いや、ほんと面白いですね。毎回、感想かかないぞ!!とりあえず週一ペースでブログ更新☆とか心に決めていたのにそんな自分に徳政令(←使い方違う)です。とはいっても軽く触れる程度であらすじとかは、とばしまくりなのであしからず。 さて、ブログの題名か…

Mr.ハーレムの幸せの行方。メインヒロイン不在。~源氏物語~

周りに、「光源氏」のことどう思う?と聞くと、「あぁ~。なんかかなりプレイボ-イって感じで嫌だよね。どんだけ女の人泣かすの?」とか 「いやいや、あの時代はあれが普通だし。むしろ生活面倒みてるからいいんじゃない?」と賛否両論な男性でした。私はと…

負の連鎖の断ち切りと継承の難しさ~おんな城主直虎

12話まで視聴して、このドラマはどんなドラマかと聞かれれば、 「土着の狭い共同体と『家』。濃い血縁関係が生み出す閉塞感。それらのしがらみがあるゆえに、乱世というパラダイムシフトについていけない者たち。そして・・・」といったところでしょうか。特…

救われないこの世界の最前線に立つ~HOMELAND~

私が物語を読む時のテーマの一つに、「転向(convert)」する人はいったいどんな動機を持ちどこへ向かうのかというのがあります。なぜこれに興味をもったのかというと「幽☆遊☆白書」の仙水忍というキャラクターから始まります。彼は正義感が強く霊界探偵とし…

物語が確かにそこに在る強さ~実在性少年ハリウッド~

いまやアイドルアニメ戦国時代。数々の作品が世に生み出される中で、「少年ハリウッド」の一話目の見た時の衝撃はすさまじかったです。というのも、アイドルアニメを見ようと意気込んでいたら、村上春樹の主人公ばりの内面ポエムから始まったんですよ。しか…

森下佳子は直さない。瑕疵を光へ変えていくこと。

「おんな城主直虎」始まってますねぇ。賛否両論あるなかで、私としては「政次さん、かわいそすぎて、いますぐ俺つええ系のチーとハーレム主人公にしてあげてくれ。かわいい敬語妹とちょろいツンデレヒロイン、ずっと想ってくれる幼馴染だけでいいからぁ!!…